「マネジメント入門 グローバル経営のための理論と実践」の読後メモ
http://www.amazon.co.jp/dp/4478028168
組織に所属する以上、マネジメントとは切り離せるものではないと思います。 自分もマネジャーとしての役割を徐々に担うようになってきたので、 教科書的な本を読んでその役割等について考えてみたいと思い手にとりました。
これは、と思ったところをメモしていたので、それを残しておくことにします。
マネジャーと計画:
P.170
多くの活動と同様、マネジャーは「学びながら計画し」、計画策定の質は、計画を実施し続けることで向上する。
もひとつ:
P.170
動的環境の下で効果的な計画を立てるためには、組織の階層をよりフラットにすることが必要。
権力:
P.186
権力は組織内の地位と完全な相関関係があるわけではないと考えている
組織設計について。「学習する組織」というキーワードが出てきている:
P.204
現代の組織設計の課題は、従業員同士の結びつきを保つ、グローバル構造の問題をマネジメントする、 学習する組織を築く、柔軟性のある就労形態を作るの4点。
キャリアについて:
P.247
- 自分の長所と短所を評価する
- 市場機会を見つける
- 自分のキャリア管理に責任を持つ
- 対人能力を磨く
- 継続は力なり
- 時代に遅れない
- ネットワーク
- 常に目立つ存在でいる
- よいメンターを探す
- 競争上の優位点を大いに利用する
- リスクを避けない
- 転職もいとわない
- チャンス+準備+運=成功
生産性について:
P.289
満足度と生産性の相関関係がかなり強いということはある程度確実
チームと生産性について:
P.333
誠実性と知的好奇心の2因子が強い場合には、チームはより良い業績収める傾向がある また、極端に協調性のない構成員が1人でもいるチームは良い業績を上げることができなかった
目標と成果について:
P.355
明確な目標は成果の向上につながり、難しい目標は、それに納得できると、 簡単な目標よりも高い成果を生み出すことがわかっている
目標達成への進捗状況についてフィードバックが得られると成果が向上する。 従業員が自分の進捗状況を監視する自然発生のフィードバックは、他人からのものよりも強力な動機づけ要因になる
動機付けについては 期待理論 というものを始めて知った:
P.361
期待理論
報酬の価値か...
在宅勤務についての見解:
P.368
在宅勤務の範囲が増えると最初は職務満足度が高くなるが、 在宅勤務時間が長くなると職務満足度が横ばいになり、やがて低くなったまま安定してしまう
どちらかというと在宅勤務については肯定的な立場ですが、こういう結果もあるのかという印象。
おわりに
海外では教科書にもなってるとのことで、非常によくまとまった良い本でした。 Kindle版を一刻も早くだして頂きたいです。 同じくスティーブン P.ロビンス著の「 マネジメントとは何か 」もオススメです。
次は「学習する組織」のまとめを書いてみます。では。